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「お菓子」の由来とは?!どこよりも詳しく調べました。

お菓子」ってなんだかいい響きですよね。

子供の頃に親から、「お菓子買ってあげるから好きなやつ選んでおいで」なんて言われた日には、飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。そんな思い出が重なるからか、私個人としては、大人になった今でも“お菓子”というフレーズには何か特別なものを感じてしまいます。

ところで、皆さん。この「お菓子」という言葉、よくよく考えると違和感がありませんか?通常、名詞や、それに当てはめる漢字というのは、ある程度指し示したい事柄に則した成り立ちがあるものです。

例えば、お菓子があるとついつい歯止めがきかない「間食」。これは、「間」に「食べる」の組み合わせですから、見たまんま意味が分かりますよね。それこそ「漢字」というのも、中国の「漢」民族の間で作られた文「字」であることが由来となっています。

では改めて、「菓子」。

いかがでしょう?草冠に果実の果で作られる「菓」の字は、とても私たちのイメージするお菓子とは重なりません。どちらかと言えば植物のような印象です。前置きが長くなりましたが、ここではそんな不思議な「お菓子」の由来について徹底調査してみました!いわゆるトリビア的な知識ですが、3時のおやつの話のタネにしてみてはいかがでしょう。

お菓子

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「お菓子」の由来

では、お菓子の由来・語源についてご説明していきましょう。まず、皆さん「同字」という言葉をご存知でしょうか。これは、異なる漢字で同じ意義を持つ文字のことで、中国ではよく見受けられます。

さて、先ほどお話した「」の字ですが、これは元々、漢語で「果物」を意味する字で、中国では「菓」と「果」は、この同字に該当します。植物っぽく感じたのは、あながち間違いではなかったんですね。というわけで、中国では果物のことを菓子と呼んでいましたし、実は日本においても、元々は同じく果物のことを指す言葉でした。

そんな「菓子」に、果物以外の意味が含まれ始めたのは平安時代の頃。飴やお餅、小麦粉を使って作られた唐菓子などが、中国から日本に持ち込まれるようになったのを皮切りに、鎌倉、室町と、時代の流れとともに、外郎(ういろう)、饅頭などの、お茶請けとなるような甘いお菓子が次々と誕生していきました。

その頃には「お菓子」は、食事以外の間食の全てを指す意味で使われるようになっていたのですが、間食の全てなので、当時はまだ果物もその範疇に含まれていました。そして江戸時代に入ると、とうとう果物と菓子は区別して呼ばれるようになり、「お菓子」は現在のような甘味全般を意味する言葉となった、というわけです。

ちなみに、菓子の「」が一体どこからきたのか、についてですが、こちらは私の憶測も混じってしまうので、鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留めておいてください。「種子」を例に挙げて説明してみます。「種子」という言葉は理科の授業なんかで聞いたことがあるかと思いますが、「種子」と「種」は、「子」が付いていてもいなくても、どちらも同じ「タネ」という意味です。

しかし、同じ意味でも厳密には以下のようなちょっとした使い分けがあります。

  • 「種」……多少広い意味で使われる、いわゆる日常語
  • 「種子」……キチンとした定義のある学術語

「菓」という字は、それ単体で果物を表す字であることはご説明した通り。つまり、「菓子」もまた、この「種子」に近い理由で、場面や文脈によって「菓」の代わりに使われていたのではないかと考えられます。

「シベリア菓子」の由来

ここからは、お菓子の中でも「なぜそんな名前?」と思うようなものの由来について二つほどご紹介。

まずは、「シベリア菓子」の由来についてです。というか、皆さんシベリアをご存知でしょうか?

シベリア

シベリアとは、羊羹、もしくは餡子カステラでサンドウィッチのように挟んだお菓子のこと。明治時代から昭和初期にかけて流行したものなので、最近ではあまり見かけません。(ジブリ映画の「風立ちぬ」で、主人公がお腹を空かせた子供に買って与えようとしていたお菓子、と言えばピンとくる人もいるでしょうか?)

さて、本題の由来なのですが。すいません、実はハッキリとしていません。

というのも、シベリアの考案者自体が誰なのかわかっていないのです。他に類似したお菓子が存在しないことから、日本で誕生したお菓子であろうことは間違いないのですが、その発祥の詳細は定かではありませんということで、仮説の域は出ませんが、いくつか候補とされている説をご紹介します。

  • その地層のような見た目から、シベリアの永久凍土をイメージして名付けられた
  • その縞々の見た目から、シベリア鉄道の線路をイメージして名付けられた
  • 日露戦争に従軍していた菓子職人が作ったため、地名からとって名付けられた

などなど。う~ん、信憑性としてはどれも微妙な感じですね。調べれば大抵のことがわかる昨今、しかも明治から昭和にかけてという、さほど古い話でもない事柄について“誰もわからない”というのは、ある意味非常に珍しいことかもしれません。

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「オペラ菓子」の由来

もう一つは「オペラ」の由来についてです。

オペラ

フランス発祥の、チョコレートケーキの定番とも言えるオペラですが、オペラとは本来、舞台芸術の歌劇を意味する言葉。そんなオペラがなぜケーキの名前として使われたのでしょうか?

お菓子としてのオペラの生みの親は、パリの老舗洋菓子店「ダロワイヨ」のオーナーであるガウィヨン氏。こちらはシベリアとは違い、どこの誰が作ったのかハッキリとしています。ですが、肝心の由来については残念なことにシベリアと同じ。つまり、諸説あるがどれが真相かは分からない、という状態です。諸説は次のとおり。

  • 「ダロワイヨ」がパリのオペラ座の近くにあったから
  • ケーキの外見をオペラ座に似せて作ってあるから(二つの類似点がある)
  • ケーキの上に添えられた金箔が、オペラ座の屋根の上に立つ彫像の持つ金の琴を表している

→ケーキの上に添えられた金箔が、オペラ座の屋根の上に立つ彫像の持つ金の琴を表している

→オペラ座の客席のように何層にも重なっている

  • オペラ座のチョコレートが好きなプリマのために作られたから

ご覧のとおり、いずれの説であってもオペラ座絡み。発祥の地からお菓子としての形状まで、推測するには情報に統一感がなかったシベリアに対して、オペラの方は、きっと諸説のいずれかが正しいのだろう、と思わせてくれるようなナインナップとなっています。

ちなみに、このダロワイヨは日本にも出店していますので、本場のオペラを食べたい方は是非どうぞ。

様々なお菓子に関する由来について見てきました、いかがだったでしょうか。実はお菓子に限らず、このように由来や成り立ちが一目では判断できないものが、日常にはたくさん潜んでいます。(「ご馳走」や、「楽器」など、よくよく考えると何で?と思ってしまいます)

語源を調べる、というのは案外楽しいものなので、皆さんも何か変な言葉に気がついたら調べてみるのも面白いですよ。

 

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